キッチンのディスポーザー掃除方法は?手軽にできる掃除方法と正しい使い方を紹介!

ディスポーザーはキッチンの便利な味方で、生ゴミの処理を手軽にします。

しかし、時には処理できなかった食材の残りかすが原因で、臭いが発生することがあります。

そんなディスポーザーの汚れや臭い問題も、日常的なケアで予防することが可能です。

この記事では、手軽にできる掃除方法とディスポーザーの効果的な使用法をご紹介します。

ディスポーザーをお持ちの方は、ぜひ日々のメンテナンスに活用してください。

1.ディスポーザーの臭いの原因

ディスポーザーは、キッチンの生ゴミを瞬時に処理し、一見すると臭いや汚れの心配はないように感じられます。

それでも、ディスポーザーから臭いがすることがあります。

一体、その臭いや汚れの原因は何でしょうか。

1-1. ディスポーザーとは

ディスポーザーは、アメリカで開発されたキッチン用の電化製品で、シンクに設置されたこの機械は、生ゴミを粉砕して排水する役割を担っています。

使用時には、食べ残しや野菜の切れ端などを排水口に投入し、機械がこれらを細かく砕いて下水道へと流します。

この装置は、高速で回転するターンテーブルにより食材を切り刻み、さらにスイングハンマーで細かく潰して排出します。

ディスポーザーにより生ゴミがシンクに溜まることなく速やかに処理されます。

1-2. 臭いや汚れの主な原因

ディスポーザーの臭いや汚れの主要な原因は、装置内部に残留する食材の残りかすです。

装置が汚れている、または臭いを放つ場合、それは内部に残った生ゴミが原因です。

このような残留物は、雑菌の繁殖やカビの発生を招く可能性があります。

このため、装置の定期的な掃除が重要です。

ディスポーザーからの臭いは、特に夏場だけでなく、冬場にも発生することがあります。

2.氷や重曹を使った掃除方法

2-1.氷を使ったディスポーザーの簡単な掃除方法

ディスポーザーの掃除には、氷を使用する方法があります。

この手法は、ディスポーザーの内部を物理的にこすり洗いするのに効果的です。

必要なもの

氷、中性洗剤

掃除手順

最初にディスポーザーに水を流し、内部を湿らせます。

次に、氷をディスポーザーに約半分まで入れます。

中性洗剤を数滴加えます。

ディスポーザーの蓋を閉めて装置を回します。

使用後の蓋も中性洗剤で洗いします。

この方法で、ディスポーザーの内部を定期的に掃除することで、臭いや汚れを効果的に防ぐことができます。

特に、氷を使用することで、ディスポーザーの隅々まで掃除するとができます。

氷による掃除は、中性洗剤と組み合わせることで、より効果的です。

2-2.重曹とクエン酸を使った掃除方法

重曹とクエン酸を使用した掃除方法は、特に頑固な汚れや臭いに効果的です。

必要なもの

重曹:約1/2カップ

クエン酸(または酢):約1/4カップ

お湯(約60℃):適量

熱湯はディスポーザーの変形や損傷を引き起こす可能性があるため、避けてください。

掃除手順

ディスポーザーに水を流し、内部を濡らします。

重曹をディスポーザー内に均等に振りかけます。

その上からクエン酸を振りかけます。

お湯をゆっくりとディスポーザーに流し入れ、重曹とクエン酸が反応して泡立たせます。

泡が汚れを浮かせるのを助けるため、約30分放置します。

氷をディスポーザーに入れ、蓋をして装置を回します。

これで内部を物理的にこすり洗いし、汚れをおとします。

最後に蓋を取り出して中性洗剤で洗います。

なぜ重曹とクエン酸がおすすめなのか?

アルカリ性の重曹は、静菌効果があり、臭い対策に役立ちます。

また、アルカリ性であるため、酸性の汚れを中和しやすくします。

酸性のクエン酸は、アルカリ性の汚れに効果的です。

ディスポーザー内部の多様な汚れに対応できます。

この組み合わせは、ディスポーザーの内部に溜まった汚れを、効果的に落とすることができます。

使用上の注意

重曹は研磨効果があり、ディスポーザーの金属部分を腐食させる可能性があるため、使用には注意が必要です。

また、ディスポーザーの種類や状態によっては、推奨されない掃除方法もありますので、取扱説明書を確認することをお勧めします。

3.ディスポーザーの流れが悪い時の掃除方法

ディスポーザーの流れが悪くなる問題は、排水管の詰まりが原因であることが多いです。

以下に、詰まりを解消するための方法とディスポーザーのその他の掃除方法を紹介します。

3-1.排水管の詰まりを解消する方法

ディスポーザー内とシンク周辺の水気をしっかりと拭き取ります。

見える範囲の生ごみを取り除きます。

手が届かない部分は、箸などの道具を使って慎重に取り除きます。

60℃程度のお湯をシンクに流し込みます。

これにより、排水管内の固まった油が柔らかくなり、詰まりが解消されやすくなります。

熱湯の使用は避けてください。パーツの変形や損傷の原因となる可能性があります。

3-2.専用ブラシを使用した掃除方法

ディスポーザー掃除専用のブラシを用意します。

ディスポーザー内部の難しい形状にも対応できるよう設計されています。

ブラシを水で濡らし、中性洗剤を少量付けてからディスポーザー内部を丁寧にこすります。

ブラシを使用することで、内部の奥深くまで汚れを効果的に落とせます。

最後に、水を流しながらディスポーザーを回し、汚れを洗い流します。

定期的なお手入れには、専用ブラシを使用することで、ディスポーザー内部の汚れをより効果的に取り除くことが可能です。

4.ディスポーザーの正しい使い方とは

ディスポーザーはキッチンの便利な機能の一つですが、適切に使用しなければ、故障の原因になったり、寿命を短くしたりする可能性があります。

そのため、ディスポーザーの正しい使い方を理解し、実践することが重要です。

4-1.ディスポーザーに流してはいけないもの

ディスポーザーには処理できないものがあります。

以下のものを流すと、ディスポーザーの故障や詰まりの原因になり得ます。

硬い種: 柿やアボカドの種などは非常に硬く、ディスポーザーの刃を傷つけたり、詰まりの原因になります。

硬い皮: 筍やかぼちゃの硬い皮は、ディスポーザーが処理するには厚すぎます。

硬い殻: 蟹や貝類の硬い殻も同様に、ディスポーザーで処理するには適していません。

肉・魚の骨: これらは処理するのが困難で、ディスポーザーに負担をかける可能性があります。

大量の油: 油は排水管で固まる可能性があり、詰まりを引き起こすことがあります。

食品と一緒にうっかり流してしまいがちなラップ、キッチンペーパー、輪ゴムなどもディスポーザーを詰まらせる原因になります。

これらはディスポーザーで処理することができませんので、ごみとして別に処理する必要があります。

4-2.正しい使い方の基本

ディスポーザーを長持ちさせ、最大限の効果を得るためには、以下のポイントに注意して使用しましょう。

ディスポーザーを使用する前に、水を流すことが重要です。

一度に大量の食材を処理しようとせず、少量ずつ処理することで、ディスポーザーへの負担を減らしましょう。

食材を処理した後も、ディスポーザーと排水管をきれいにするために、水を十分に流し続けましょう。

ディスポーザーの性能を維持し、臭いを防ぐために、定期的なお手入れを行いましょう。

5.ディスポーザー掃除の注意点

5-1.塩素系や酸素系漂白剤の使用を避ける

塩素系や酸素系漂白剤は、ディスポーザー内部のバクテリアを死滅させ、臭いの原因になる可能性があります。

ディスポーザーの掃除には、これらの漂白剤ではなく、中性洗剤や重曹、クエン酸を使用しましょう。

5-2.熱湯の使用を控える

ディスポーザー内部のパーツは熱に弱く、熱湯を流すことで変形や破損の恐れがあります。

掃除の際は、60℃程度のお湯を使用することがお薦めです。

5-3.定期的な掃除

日頃からのこまめな掃除は、汚れの蓄積を防ぎ、ディスポーザーの性能を維持するために重要です。

週に一度の定期的な掃除を目安に、ディスポーザーの掃除を行いましょう。

5-4.電源を切ってから掃除を行う

ディスポーザーの内部や投入口を掃除する際は、電源を切り、プラグを抜いてから行います。

これにより、掃除中の誤作動や事故を防ぎます。

まとめ

ディスポーザーは正しい使い方と定期的な掃除がその性能を最大限に引き出し、長持ちさせるポイントになります。

簡単にできるお手入れ方法から始めてみましょう。