製氷機から臭いがする場合、それはカビやバクテリアの繁殖が原因かもしれません。
定期的な掃除とメンテナンスは、品質の良い氷をつくるために必要です。
ここでは、製氷機の掃除頻度と効果的なカビ予防法を紹介します。
1.製氷機の掃除頻度
1-1.給水タンク
給水タンクは、水が直接触れる部分であるため、最も頻繁に掃除する必要があります。
1週間に1回の掃除を目安にしましょう。
これにより、水質の悪化やカビの繁殖を防ぎます。
1-2.浄水フィルタ
浄水フィルターは、水をろ過するための重要な部分です。
フィルターを定期的に掃除し、2~3年ごとに交換することがおすすめです。
1-3.製氷皿
製氷皿もまた、直接氷に触れるため重要な部分です。
取り外しが可能な場合は、年に1~2回の掃除をおすすめします。
2.製氷機の基本的な洗い方
2-1.給水タンクの掃除
冷蔵庫から給水タンクを取り出し、蓋や浄水フィルターなど取り外せる部品を外します。
スポンジと水(汚れがひどい場合は洗剤を使用)でタンクを洗います。
蓋と浄水フィルターも同様に洗い、水垢がある場合は流水でしっかりと洗い流します。
洗った部品はしっかり乾燥させてから、蓋や浄水フィルターを取り付けて冷蔵庫に戻します。
2-2. クエン酸を使った掃除方法
用意するもの
クエン酸大さじ1杯
水300ml
食紅スプーン1/2杯
掃除手順
貯氷ケースから氷を取り出し、浄水フィルターを外します。
給水タンクにクエン酸、水、食紅を入れて混ぜます。
冷蔵庫に設置し、通常通りに製氷を開始します。
食紅の色が付いた氷ができたことを確認したら、給水タンクを水で洗い、今度は水だけで製氷を3~5回繰り返します。
色が付かなくなったら、貯氷ケースの氷を全て捨て、浄水フィルターを取り付けて完了です。
2-3. お酢を使った掃除方法
お酢を使用する場合は、水とお酢を2:1の割合で給水タンクに入れ、製氷を開始します。
水がなくなるまで製氷を行い、その後、水道水で数回製氷してできた氷を捨てます。
これにより、お酢のニオイも取り除くことができます。
これらの方法により、製氷機内部のカビや水垢を効果的に取り除くことができます。
2-4. 製氷機専用洗剤の活用
忙しくて製氷機の部品を一つ一つ取り外して掃除する時間がない方は、製氷機専用の洗剤が大変便利です。
このタイプの洗剤は、給水タンクに直接入れるだけで内部を除菌、洗浄してくれます。
給水タンクに入れて普通に製氷するだけで、洗浄から除菌までできます。
クエン酸が配合されているため、自然な成分で製氷機をきれいにします。
洗剤が着色されているため、洗浄が必要な時期や洗剤がしっかり流れたかが一目でわかります。
ドラッグストアなどで簡単に購入でき、特別な材料を準備する必要がありません。
掃除手順
製氷機専用洗剤の指示に従って、適量を給水タンクに入れます。
通常通り製氷をスタートさせます。
洗剤を使用した後は、水で数回製氷し、洗剤が完全に落ちていることを確認します。
時間を有効に使いたい方や、簡単かつ効果的に製氷機を掃除したい方にとって、専用洗剤は理想的な選択肢です。
3.製氷機の維持管理
3-1.長期間使用しない時
長期間製氷機を使用しない場合は、製氷機能を停止させましょう。
給水タンクの水は全て排出し、パーツを取り外して洗浄後、乾燥させてから元に戻します。
これにより、カビの発生を防ぎます。
3-2. 水道水の利用
製氷には水道水を使用することがおすすめです。
水道水に含まれる塩素には、殺菌する効果があります。
ミネラルウォーターを使用する場合は、雑菌の繁殖リスクが高まるため、定期的な給水タンクの掃除が必要です。
3-3. 氷の定期的な入れ替え
使用しない氷は、1週間を目安に新しい氷に入れ替えましょう。
これにより、不純物による腐敗や菌の繁殖を防ぎます。
3-4. 貯氷ケースの掃除
貯氷ケースも定期的に掃除することが重要です。
貯氷ケースを水洗いし、乾燥させてから再度使用しましょう。
柔らかいスポンジを使用して貯氷ケースを傷つけないように注意してください。
まとめ
定期的な掃除と適切なメンテナンスは、カビの発生を防ぎ、製氷機の寿命を延ばすことにもつながります。
ここで紹介した掃除の頻度、基本的な洗い方、汚れやカビの予防方法を実践することで、品質の良い氷をつくることができます。