屋外に設置されている室外機は、日々の天候や周囲の環境によって汚れやすく、その汚れがエアコンの性能低下や故障の原因となることがあります。
この記事では、家庭できる掃除方法を紹介します。
エアコンの効率を高めたい方は、この機会に室外機の掃除にも着目してみてください。
1.エアコン室外機の掃除のメリット
エアコンの室外機は外部に設置されており、風雨にさらされることから汚れやすいです。
ここでは、室外機を定期的に掃除することによるメリットをご紹介します。
これまで室外機の掃除を行ってこなかった方は、是非参考にしてください。
1-1.電力消費の削減
室外機はエアコン全体の運転効率に大きな影響を与えます。
室外機の汚れが熱交換の効率を下げることで、必要以上のエネルギーを消費してしまいます。
掃除によって室外機の熱交換能力を向上させれば、電力消費を削減し、結果的に電気代の節約に繋がります。
1-2.故障リスクの低減
定期的な掃除により、室外機を最適な状態に保つことで、故障や性能低下のリスクを減らし、エアコンの寿命を延ばすことができます。
1-3.運転音の軽減
熱交換器の汚れは室外機の負荷を高め、その結果として運転音が大きくなることがあります。
室外機の掃除を行うことで、運転音を最小限に抑え、静かな運転をすることが可能です。
2.エアコン室外機の掃除方法
2-1.外部カバーの掃除
ホウキや布を用いて外部カバーに付着したホコリや汚れを取り除きます。
水で濡らした布で拭き取ることも可能ですが、慎重に行いましょう。
2-2.フィンの掃除
フィンは熱交換の効率に直結するため、掃除機のソフトブラシアタッチメントを使って優しく汚れを吸い取ります。
歯ブラシ等で丁寧に汚れを取り除くことも有効です。
2-3.吹き出しグリルの掃除
吹き出しグリルもホウキや掃除機で掃除します。
細かい汚れはブラシを使用して取り除きましょう。
2-4.排水ホース(ドレンホース)の点検
排水ホースが詰まっていると水漏れの原因になります。
目で確認し、詰まりがあれば掃除してください。
2-5.外機周辺の掃除
室外機の周りを掃除し、空気の流れを妨げる物は移動させましょう。
これにより、熱交換の効率を高めることができます。
3.エアコン室外機を掃除する際の注意事項
3-1.電源の確実な切断
室外機の掃除を開始する前に、安全のためエアコンの電源を切り、可能ならばプラグを抜いておきましょう。
3-2.室外機の移動禁止
室外機は設置場所から動かさないでください。
移動は配管の損傷やガス漏れにつながり、故障の原因になります。。
3-3.水の使い方
室外機に水をかける際は、上からゆっくりと流すようにしてください。
内部の電子部品に水が入ると、故障の原因になります。
3-4.高圧洗浄機の使用禁止
高圧洗浄機の使用は、室外機の繊細なパーツを損傷させる恐れがあります。
手作業で慎重に掃除を行いましょう。
4.エアコン室外機の掃除の頻度とタイミング
エアコン室外機の掃除は年に2回、冷房シーズンの始まり前の5月と、暖房シーズンの始まり前の10月にすることがお薦めです。
これにより、エアコンが高い性能を維持し、効率良く運転することが可能になります。
エアコン使用の時期に合わせた掃除の計画を立ててください。
まとめ
室外機の掃除がエアコンの性能を維持する上で重要であることがわかりました。
掃除を行う際には、見える範囲や手が届く範囲での作業に留めましょう。
室外機の掃除は、家庭で手軽に行えるものから始めてみてはいかがでしょうか。