ガスコンロの効率的な掃除方法は?パーツごとの適切な掃除方法を紹介!

料理のため日々使われるガスコンロは、油や水分で汚れがちです。

たとえ日常的に掃除していても、頑固な汚れは避けられません。

この記事では、ガスコンロをきれいに保つ効率的な掃除法をパーツごとに紹介します。

1. ガスコンロの掃除に最適なアイテム

1-1. 重曹

自然派クリーナーとして知られる重曹は、油汚れや焦げ付きに特に効果的です。

弱アルカリ性の重曹は、酸性の汚れを中和し、水に溶けやすくすることで掃除を容易にします。

1-2. セスキ炭酸ソーダ

重曹よりも溶解性が高く、洗浄力が強いセスキ炭酸ソーダは、特に油やたんぱく質の汚れに有効です。

日常の軽い汚れにはセスキ炭酸ソーダ、より徹底的な掃除には重曹が向いています。

1-3. 中性洗剤

中性洗剤は、あらゆる汚れに対応できる万能選手です。

手軽さと使い勝手の良さで、日々の軽い汚れ落としに適しています。

1-4. クリームクレンザー

汚れを削り取る研磨効果と汚れを浮かせる界面活性剤を兼ね備えたクリームクレンザーは、特に頑固な汚れに対して有効です。

ただし、傷つきやすい素材には使用を避けましょう。

1-5. クエン酸

殺菌効果に優れたクエン酸は、臭いや雑菌の除去に役立ちます。

油汚れや焦げ付きには直接効果はありませんが、重曹と組み合わせることで、その洗浄力を高めることができます。

2. ガスコンロの掃除に不適切なアイテム

2-1. 金属たわし

金属たわしは、ガスコンロの天板などデリケートな部分には使用を控えるべきです。

硬質な素材が表面を傷つけたりする可能性があります。

2-2. 酸性・アルカリ性洗剤

一般的な掃除で活躍するこれらの洗剤も、ガスコンロの素材を損なうリスクを持ちます。

特に、ガスコンロの素材が酸性やアルカリ性の化学物質に弱い場合、これらの洗剤は素材を腐食させる恐れがあります。

使用する前には、ガスコンロの素材を確認することが重要です。

3. ガスコンロのパーツ別掃除方法

3-1. 五徳の掃除

五徳は直接火が当たる部分であり、吹きこぼれによる焦げ付きが頻発します。

外して洗えるので、以下の方法で定期的に掃除しましょう。

必要なもの

重曹

お湯

バケツ

スポンジ

歯ブラシ

掃除手順

お湯(40℃以上)100mlに対して重曹を小さじ1杯を混ぜて重曹水を作成します。

五徳をバケツに入れ、完全に浸る量の重曹水を加えます。

30分程度放置した後、水でよく洗い流します。

スポンジや歯ブラシで残った汚れを軽くこすり、よく乾かしてから元の位置に戻します。

1~2週間に1回の頻度でこのつけ置き洗いを行うのが理想的です。

3-2. 天板の掃除

素材によって異なるガスコンロの天板は、適切な掃除方法を選ぶことが大切です。

ガラストップ

水か薄めた中性洗剤を含ませたスポンジや柔らかい布で汚れを拭き取ります。

乾いた布で水分と洗剤をしっかり拭き取ります。

アルミトップ・フッ素コートトップ

水で薄めた中性洗剤を含ませた柔らかい布で汚れを拭き取ります。

スポンジや布は固いものを避け、水分が残らないようにしっかりと拭き取ります。

ホーロートップ

クリームクレンザーを含ませたスポンジで軽く汚れをこすり、水分を拭き取ります。

ステンレストップ

クリームクレンザーを含ませた柔らかい布で汚れを拭き取り、ステンレスのヘアラインの方向に沿って磨き上げます。

水分をしっかり拭き取ります。

各素材に応じて、優しく丁寧に掃除することがポイントです。

日々の掃除で軽く汚れを拭き取り、月に1回は念入りに掃除することをお薦めします。

3-3. グリルの掃除

グリルは料理の際に頻繁に使用され、特に焼き魚を調理した後は汚れやすい部分です。

掃除手順

グリル皿や焼き網などのパーツを取り外します。

バケツまたは大きめの袋にぬるま湯と重曹を混ぜ(100mlのお湯に対して重曹小さじ1杯)、重曹水を作ります。

取り外したパーツを重曹水に30分程度つけ置きします。

つけ置きしている間に、薄めた中性洗剤を含ませた柔らかい布でグリル庫内を拭き掃除します。

つけ置き後、残った汚れをメラミンスポンジでこすり落とし、パーツを水洗いします。

よく乾かしてから、パーツを元の位置に戻します。

受け皿に薄くサラダ油を塗ることで、食材がくっつきにくくなり、後の掃除が簡単になります。

3-4. バーナーの掃除

掃除手順

バーナーキャップやバーナーリングなどのパーツを取り外し、歯ブラシや竹串で目詰まりをとります。

取り外せるパーツは重曹水でつけ置きします。

取り外せない部分は、薄めた中性洗剤や重曹を含ませた柔らかい布で拭き取ります。

しつこい汚れがある場合は、柔らかい歯ブラシで優しくこすり洗いし、水洗いや乾拭きで洗剤をしっかり取り除きます。

バーナーの目詰まりはガスの流れを妨げ、不完全燃焼や点火不良を引き起こす可能性があるため、定期的な掃除が重要です。

3-5. 排気口カバーと排気口の掃除

排気口カバーはガスコンロの換気を助ける部分で、定期的な掃除が必要です。

掃除手順

排気口カバーを取り外し、スポンジに中性洗剤をつけて丸洗いします。

汚れがひどい場合は、重曹水につけ置きしてから洗います。

排気口の中に落ちている食品カスを取り除きます。

割り箸に水や重曹水を染み込ませたキッチンペーパーを巻き付けた棒で、排気口の内側の汚れを拭き取ります。

カバーと排気口をよく乾かしてから元の位置に戻します。

排気口カバーの掃除は、ガスを止めて、排水口カバーが完全に冷めた状態で安全に行ってください。

4. ガスコンロをきれいに保つには

4-1. 使用後はすぐに掃除する

調理後、油はねや吹きこぼれが生じた際には、すぐに拭き取ることが重要です。

これにより、汚れが固まる前に拭くことができ、後の手間を省くことができます。

4-2. 汚れの種類に適した洗剤を選択する

ガスコンロの素材や汚れの性質に応じて、最も適した洗剤を選ぶことが大切です。

例えば、油汚れにはアルカリ性の洗剤が、焦げ付きには重曹やセスキ炭酸ソーダが効果的です。

素材や汚れの性質にあわない洗剤を使用すると、ガスコンロを傷める原因になります。

素材を傷めず、かつ汚れを効果的に落とす洗剤を選びましょう。

まとめ

ここで紹介した掃除や頻度は基本的な掃除方法です。

実際の掃除頻度や方法は、使用状況やガスコンロの素材によって異なります。

ご自宅のガスコンロを定期的にチェックし、必要に応じて掃除をすることをお薦めします。