キッチンの油汚れを簡単に落とす方法は?場所ごとの掃除テクニックを紹介!

キッチンの油汚れを取り除くのに、重曹、クエン酸、セスキ炭酸ナトリウムといった、手軽に手に入る家庭用品で対応することができます。

この記事では、キッチンのしつこい油の汚れを場所ごとにどのように掃除するかについてご紹介します。

1. 軽い油汚れを素早く落とすコツ

1-1食器洗い用の中性洗剤

大半のキッチン汚れは、食器洗い用の中性洗剤で落とせます。

汚れがそれほどひどくない場合、中性洗剤を染み込ませたスポンジや布で拭き取り、最後に乾いた布で洗剤が残らないように拭き上げます。

1-2重曹を使ったスプレー

中性洗剤の次にお勧めするのは重曹水を使ったスプレーです。

これは、水100mlに対して小さじ1杯の重曹を溶かして作ります。

このスプレーは作り置きが可能ですが、劣化しやすいため少量を作って早めに使い切ることが望ましいです。

作成したスプレーを油汚れが気になる箇所に吹き付け、5~10分ほど放置した後、重曹の作用で油が分解されるのを待ちます。

その後、歯ブラシやスポンジで優しく汚れを落とします。

1-3温水

冷たく固まった油汚れに対しては、温水が非常に効果的です。

油は温めることで溶けやすくなりますので、40~50度の温水にしばらく浸けてから、汚れを拭き取ると良いでしょう。

料理後のフライパンなど、軽い油汚れがある場合は、余分な油を先にキッチンペーパーや布で拭き取り、その後温水を使うことでより簡単に汚れを落とせます。

2.ガスコンロの掃除方法

ガスコンロの汚れは、料理中に飛び散った油、溢れ出た煮物、調味料などが固まったものです。

これらの汚れを放置すると、油が酸化し、取り除きにくい油汚れへと変わってしまいます。

このような頑固な油汚れは、アルカリ性の物質である重曹で分解し、落とすことができます。

ガスコンロを重曹で掃除する方法としては、先に紹介した重曹水に浸すか、または重曹大さじ2杯に対し水大さじ1杯を混ぜて作ったペーストを塗る方法があります。

2-1ガスコンロの五徳の掃除方法

汚れのひどい部分に重曹ペーストを塗ります。

約30分放置した後、キッチンペーパーなどで拭き取ります。

更に細かい部分の汚れを落としたい場合は、鍋で温めた50度程度の重曹水に浸す方法がお薦めです。

油汚れが浮き上がってくるのを確認したら、歯ブラシや布を使って擦り取ると、頑固な油汚れもきれいにすることができます。

3.換気扇フィルターの掃除方法

換気扇フィルターは、キッチンの油煙を吸い込むため、特に油汚れがたまりやすい場所です。

この油汚れは時間が経つにつれて落ちにくくなります。

換気扇フィルターの油汚れを効率的に落とす方法のひとつは、セスキ炭酸ソーダを使用することです。

セスキ炭酸ソーダは油汚れを分解する強力な能力を持ち、洗浄力が非常に高いです。

掃除の手順は以下の通りです。

セスキ炭酸ソーダを温水に溶かして洗浄液を作ります。

この際、水1リットルに対してセスキ炭酸ソーダ大さじ2杯の割合が目安です。

次に、作成した洗浄液に換気扇フィルターを浸します。

この時、フィルター全体が洗浄液に浸かるようにしてください。

フィルターを30分から1時間程度浸した後、ブラシやスポンジを使って軽く擦ります。

この作業で、油汚れが効果的に落ちます。

最後に、水でフィルターをよく洗い流し、自然乾燥させます。

4.魚焼きグリルの掃除方法

魚焼きグリルの汚れは、焦げ付きや油汚れが原因であり、これらの汚れはとても頑固です。

掃除には、セスキ炭酸ソーダと重曹の使用がお薦めです。

これらの成分は、頑固な汚れを効果的に分解し、落とす力を持っています。

4-1受け皿の掃除

40度の温かい水1リットルにセスキ炭酸ソーダ大さじ1杯を加えます。

受け皿をこの溶液に30分から1時間程度浸けておきます。

浸け置き後、スポンジやメラミンスポンジで汚れをこすり落とします。

最後に、よく洗い流して乾燥させます。

4-2グリル庫内の掃除

グリル庫内の汚れに対しては、セスキ炭酸ソーダスプレーが非常に有効です。

このスプレーは、500mlの水にセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を溶かして作り、スプレーボトルに入れて使用します。

掃除の手順は以下の通りです。

グリル庫内全体にセスキ炭酸ソーダスプレーを吹きかけます。

次に、キッチンペーパーを貼り付け、さらにラップで覆います。

これにより、スプレーの効果が高まります。

30分程度放置した後、ラップを取り除き、汚れをキッチンペーパーで拭き取ります。

最後に、布巾などを使用して庫内を水拭きします。

5.電子レンジの掃除方法

電子レンジ内部の汚れは、食品からのたんぱく質や油分が主要な原因です。

これらの汚れが繰り返し加熱されることで固まり、落としにくくなります。

ここでは、油汚れや焦げ付きに効果的な重曹とクエン酸を使用した掃除方法を紹介します。

5-1重曹を使用した掃除

耐熱容器に水200mlと重曹小さじ1~2杯を入れ、電子レンジに入れます。

この容器を電子レンジで2~3分加熱し、その後、扉を開けずに60分程度放置します。

放置後、冷めた重曹水を含んだキッチンペーパーや布で内部を拭き取ります。

5-2クエン酸を使用した掃除法

水アカなどの汚れを落としたい場合は、クエン酸が効果的です。

水100mlにクエン酸を小さじ2杯混ぜた耐熱容器を電子レンジに入れます。

容器を電子レンジで3分間加熱した後、扉をそのまま閉じた状態で10分程度放置します。

その後、キッチンペーパーや布で内部を丁寧に拭き取ります。

まとめ

キッチンの厄介な油汚れをきれいにするためには、汚れの種類に合わせて適切な洗剤を選ぶことが重要です。

今回ご紹介した重曹、クエン酸、セスキ炭酸ソーダなどの掃除用品は、効果的に油汚れを落とすことができます。