トイレタンクの掃除は必要?簡単な掃除テクニックを紹介!

トイレの便器や床の掃除には気を配っていますが、トイレタンクの掃除を見過ごしていることが少なくありません。

この記事では、トイレタンクの効果的な掃除方法とカビ防止策をご紹介します。

1.トイレタンク掃除の必要性

トイレタンクは常時水が溜まっており、湿度が高いため、雑菌の繁殖しやすい場所です。

便器の黒ずみがなかなか取れない、またはトイレからの悪臭が続いている場合、トイレタンクの中に問題がある可能性が考えられます。

最初にタンク内部や蓋の下をチェックして、カビや水垢の有無を確認しましょう。

2.トイレタンクの掃除頻度

トイレタンクの掃除は、月に一度の掃除をお薦めします。

この頻度でタンクを掃除することで、カビや水垢の蓄積を効果的に防ぐことができます。

面倒に感じるかもしれませんが、定期的に行うことで、汚れが溜まるのを防ぎ、掃除にかかる時間と労力を大幅に削減できます。

3.掃除は中性洗剤を使用

トイレタンクの掃除においては、塩素系漂白剤の使用は避けるべきです。

なぜなら、塩素系漂白剤にはトイレタンク内の金属、ゴム、プラスチックなどの部品を傷つける可能性があるからです。

トイレタンク内には、これらの部品を使った配管やホースが通っており、塩素系漂白剤がこれらの部品を傷つけることで水漏れのリスクが高まります。

そのため、トイレタンクの掃除には中性洗剤を使用し、部品を傷つけないように注意することが重要です。

適切な洗剤の選択に自信がない場合は、トイレタンク用の専用洗剤を利用することをおすすめします。

4.蓋を開けずに掃除する方法

4-1重曹を利用した掃除

蓋を開けずにタンクを掃除する際には、市販の洗浄剤よりも経済的な選択として重曹の利用がお薦めです。

重曹はホームセンターや100円ショップなどで容易に購入可能で、その手軽さが魅力です。

重曹を使用した掃除を行うために必要なものや手順は以下の通りです。

必要なもの

重曹

掃除手順

重曹をそのままタンクに入れる。

約6時間放置してから水を流す。

蓋を開け、汚れ落ちをチェックします。

重曹を使用した場合、タンクに入れてから約6時間放置するだけで掃除が完了します。

4-2.トイレタンク洗浄剤で掃除

トイレタンクを長時間放置することが難しい場合や、家にトイレが一つしかない場合には、専用のトイレタンク洗浄剤を使用することが適切です。

トイレタンク洗浄剤を使えば、重曹を用いる方法に比べてより迅速に掃除を終わらせることが可能です。

トイレタンク専用洗浄剤を使用した掃除を行うために必要なものや手順は以下の通りです。

必要なもの

トイレタンク専用洗浄剤

掃除手順

洗浄剤をトイレタンク内に注ぎ入れます。

約2時間放置した後、水を流して洗い流します。

蓋を開け、汚れ落ちをチェックします。

この方法も基本的には、重曹を使用した掃除と同様のステップを踏みますが、洗浄剤の種類や使用量、必要な放置時間は製品によって異なるため、製品の指示に従って進めることが重要です。

また、トイレタンク専用洗浄剤は一般的に重曹と比べて価格が高めですが、時間を節約して掃除を行いたい場合にはこの方法がお薦めです。

5.蓋を外して掃除する方法

汚れの主な原因がカビや水垢であるトイレタンクの掃除には、陶器などの素材に適した中性洗剤の使用がお薦めです。

中性洗剤はカビや水垢との相性が良く、これらの一般的な汚れを効果的に落とせます。

必要なものや手順は以下の通りです。

必要なもの

中性洗剤

トイレ掃除用シート

ブラシ

スポンジ

細かいサンドペーパー

マイナスドライバーやスパナ(止水栓が通常の蛇口でない場合)

掃除手順

トイレの止水栓を閉めます。(止水栓によっては工具が必要になる場合があります)

トイレタンクの蓋及び中蓋を取り外し、掃除しやすい場所(例えばお風呂場)に移動させます。

中性洗剤を用いて、ブラシ、スポンジ、必要に応じてサンドペーパーでタンク内部を掃除します。

蓋や中蓋についたカビや水垢も同様に掃除します。

タンク内の水を流した後、掃除した蓋と中蓋を元の位置に戻します。

サンドペーパーは、特に頑固な汚れを落とす際に有効ですが、トイレタンクを傷つけないよう、粒度が細かい(1,000?2,000番台)ものを選びましょう。

タンク内の構造を事前に把握しておくことで、組み立てやすくなります。

6.トイレタンクのカビを防ぐには

6-1.洗浄剤の使用

トイレタンクの蓋に手洗い機能が備わっている場合、固定式の洗浄剤の利用がカビの防止に役立ちます。

これらの洗浄剤は、トイレ使用時に毎回タンク内に溶け出し、流れる水に含まれる除菌成分が便器内のカビや黒ずみの予防をします。

さらに、これらの洗浄剤は通常、清涼感のあるミントや石けんの香りが付いており、トイレの気になる臭いも軽減できます。

設置が簡単で、手軽に使うことができるため、利用する価値は大いにあります。

6-2.重曹の使用

一方、重曹を使用した方法もカビの発生を防ぐのに効果的です。

重曹には静菌作用があり、空気中の湿気や臭いを吸収する性質も持っています。

このため、重曹はカビの予防と同時にトイレの消臭にも役立ちます。

トイレタンク内に重曹を定期的に入れることで、カビの成長を抑えることができます。

カビの予防のために、これらの方法を組み合わせて使用することをお薦めします。

まとめ

トイレタンクは、その湿度の高さから雑菌の繁殖やカビが発生しやすい環境です。

掃除の方法としては、タンクの蓋を開けずに行う手軽な方法、蓋を取り外して行う方法などがあります。

カビや水垢の予防には、定期的に設置型の洗浄剤を使用するか、または重曹を使用することをお薦めします。