熱心に掃除しているにもかかわらず、水垢がすぐにできることがあります。
水垢は早く掃除しないと蓄積し、落とすのがますます困難になります。
この記事では、水垢の原因と、効果的な掃除と予防の方法を紹介します。
1．水垢の原因とは
水垢は、キッチンのシンク、バスルームの鏡、洗面台など、私たちが頻繁に使用する場所にできることがあります。
水道水にはさまざまなミネラルが含まれており、その中の炭酸カルシウムが水垢の主な原因です。
水は時間が経つと蒸発し、ミネラル分が残り、そして水垢になります。
2．湯垢と水垢
水垢と湯垢は成分が異なるため、水垢（アルカリ性）には「酸性」のクエン酸を、湯垢（酸性）には「アルカリ性」の洗剤を使用して中和すると効果的です。
湯垢は水垢の一種であり、これは水道水の蒸発によって残されたカルシウムが石灰化することによりできます。
湯垢は水に含まれるマグネシウムと石鹸の残りかす、歯磨き粉の粒子、皮脂などが結合してできます。
特に浴槽や洗面器のざらつきは湯垢の典型的な特徴です。
アルカリ性の水垢には、酸性であるクエン酸が有効です。
クエン酸は容易に入手でき、家庭でよくあるレモン汁や酢でも代替が可能です。
重曹は酸性の湯垢に対して効果的で、アルカリ性であるため湯垢を中和します。
重曹は細かい粒子のため、研磨作用もあり、消臭や吸湿効果も兼ね備えています。
3．水垢を落とす方法
3-1. 酢またはクエン酸の使用
軽い水垢には、クエン酸スプレーが簡単で効果的です。
スプレーを作るには、スプレーボトルに小さじ1杯のクエン酸、酢、またはレモン汁を200mlの水に溶かします。
水垢にたっぷりとスプレーし、水垢を溶かすために約10分間放置し、その後拭き取ります。
頑固な水垢にはクエン酸パックをすると効果的です。
水垢にクエン酸溶液をスプレーした後、クエン酸溶液を浸したキッチンペーパーで覆います。
その上からラップで覆います。
このパックを約6時間放置します。
水垢が柔らかくなり、拭き取りやすくなります。
クエン酸は、大理石、鉄、コンクリートの表面には使用しないでください。
大理石には炭酸カルシウムが含まれており、クエン酸によって溶けて輝きが失われます。
鉄は錆びやすくなり、コンクリートも劣化する可能性があります。
3-2. 重曹の使用
クエン酸を試しても水垢が残る場合は、重曹を使用してください。
軽く洗い湿らせてから、水垢に重曹を振りかけてこすります。
歯ブラシやスポンジを使用することもできますが、丸めたラップも効果的です。
重曹が泡立ってきたら、10分ほど放置して水垢を浮かせ、水で洗い流して完了です。
3-3クレンザーの使用
頑固な水垢の場合は、クレンザーをスポンジに取り、優しくこすってから水ですすいでください。
傷がつかないように、優しくゆっくりとこすってください。
ガラス製品は傷がつきやすいため、おすすめできません。
シンクなどの場合は、粉末やペーストタイプに比べて傷がつきにくいため、クリームタイプのクレンザーがおすすめです。
3-4.歯磨き粉の使用
シンクの端やタイルの目地などの小さな所を掃除するには、古い歯ブラシと歯磨き粉を組み合わせると効果的です。
歯磨き粉をブラシにつけて水垢を優しくこすります。
歯磨き粉はクレンザーよりも研磨力は低いですが、それでも洗浄力があるので、強くこすりすぎないように注意してください。
3-5.メラミンスポンジの使用
メラミンスポンジを水に浸し、余分な水分を絞ってから、水垢を優しくこすります。
メラミンスポンジを使うときのポイントは、水に浸すことです。
水が不十分だと、スポンジの効果が低下する可能性があります。
こすっているときにきしむ音が聞こえる場合は、水が不十分であるため、使用前にスポンジが完全に水に浸されていることを確認してください。
4．水垢ができるのを防ぐ方法
4-1. 定期的に水分を拭き取る
水が蒸発すると水垢が形成され、ミネラルの残留物が残ります。
定期的に掃除している場合でも、表面が濡れたままにしておくと水垢ができやすくなります。
鏡やシンクなどの濡れた表面を速やかに拭き取ることは、水垢を防ぐために非常に重要です。
4-2. 定期的に掃除する
時間が経つと自然に水垢が蓄積することがあります。
クエン酸やクレンザーを使用した掃除を約2週間ごとに行う必要があります。
水まわりを整理整頓しておくと、定期的な掃除も面倒でなくなります。
4-3. コーティング剤を使用する
コーティング剤を使用することも、水垢防止の効果的な方法です。
コーティングをすると、表面を滑らかに保ち、水垢が付着しにくくなります。
ただし、すべてのコーティング剤がすべての表面に適しているわけではないことに注意することが重要です。
まとめ
放置しておくと水垢は、取り除くのが難しくなります。
クエン酸やクレンザーを使用した定期的な掃除が大切です。
鏡やシンクなどの濡れた表面を速やかに拭き取ることで水垢ができるのを大幅に減らすことができます。
さらに、コーティング剤を使用することも、水垢の予防につながります。
