ベランダの掃除は身の回りのアイテムを活用すれば簡単に掃除できます。
この記事では、ベランダ掃除の手法や、掃除に適した掃除用品の紹介を行います。
これからベランダを掃除しようと考えている方は、ぜひ以下の内容を参考にしてください。
1.必要な掃除用品を準備しよう
ベランダ掃除を開始する前に、まずは掃除用具を準備することが大切です。
一般的な掃除用具であるほうきやちりとり、雑巾だけでなく、新聞紙やデッキブラシなども役立ちます。
以下の項目を参考に、掃除用品を準備してみてください。
1-1. ほうきとちりとり
ベランダに散らばる大きなゴミを掃き集めるためには、ほうきとちりとりが必要です。
室内用とは別にベランダ専用を用意しておくと便利です。
1-2. デッキブラシ
頑固な汚れに対処する際にはデッキブラシが有用です。
1-3.新聞紙
掃除中の騒音を抑えたい集合住宅の住人にとって、新聞紙は静かに汚れを取り除くのに役立ちます。
また、使用後はそのまま廃棄できます。
1-4. 雑巾
手すりなど細かな部分の掃除に雑巾が必要です。
使用後の汚れを気にせずに済むよう、古い衣類やタオルで代用することも考えましょう。
1-5.重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸
これらのアイテムは環境に優しく、様々な種類の汚れに対応可能です。
使用する汚れの種類に応じて選びましょう。
皮脂汚れ、手垢には重曹、セスキ炭酸ソーダを使用します。
雨だれ、水垢にはクエン酸を使用します。
1-6. 中性洗剤
重曹やクエン酸では落ちにくい汚れには、中性洗剤の使用がお薦めです。
2.ベランダの掃除方法
ベランダの掃除は、鳥のフンから始め、壁、窓、床、そして排水口という順序で上から下に向けて行います。
2-1.鳥のフンの取り扱い
まずは、マスクと手袋を着用します。
キッチンペーパーで拭き取ります。
水や重曹、セスキ炭酸ソーダでふやかし、歯ブラシで擦ります。
塩素系洗剤で処理し、最後はしっかりと拭き取るか水で洗い流します。
2-2.コケの除去
約50度のお湯でふやかしてからブラシで擦ります。
コケ取りスプレーやカビ取り剤で掃除します。
2-3.ベランダの床の掃除
ベランダの材質や規約に応じて、水を使う方法と使わない方法を選択しましょう。
水はけの良いベランダでは、床を水で流すこともできますが、水を控える必要がある場合は、乾いた方法で対応します。
2-4.ベランダの水を使う掃除方法
重曹と水を混ぜた溶液を手すりにスプレーし、5分待ってから雑巾で拭き取ります。
床に散布した後、デッキブラシでゴシゴシとこすり、排水口の汚れもブラシで落とします。
汚れを流すために、バケツやホースで水をかけます。
2-5.ベランダの水をあまり使わない掃除方法
ベランダの床や壁に中性洗剤を吹き付けます。
デッキブラシやブラシで汚れを擦り落とします。
雑巾で中性洗剤と汚れを拭き取ります。
2-6.手すりの掃除
重曹スプレーまたは中性洗剤を手すりに吹き付けます。
ブラシで汚れを落とします。
水でしっかりとすすぎます。
2-7.排水口の掃除
割りばしやトングでゴミを取り除きます。
重曹とクエン酸を排水口に振りかけ、お湯で発泡させます。
汚れが浮くまで10~20分待ち、その後ブラシで掃除します。
ペットボトルに入れた水で汚れを流します。
3.水を使わないベランダの掃除方法
3-1.掃除機での簡単掃除
日常的に行うベランダ掃除には、掃除機の活用がおすすめです。
先に雑巾で手すりを拭き取った後、掃除機で床のホコリを取り除きます。
掃除機の細いノズルを使えば、狭いスペースのホコリも効率よく取り除けます。
3-2.新聞紙を使った掃除方法
集合住宅において騒音を気にする場合や、さらに簡単に掃除したい時は、新聞紙を利用した方法が適しています。
水に湿らせた新聞紙を床に散布し、その上をほうきで掃くことで、ホコリや髪の毛を簡単に掃き集めることができます。
使用後の新聞紙はまとめて捨てるだけで掃除完了です。
これらの方法により、水道がない環境でも、ベランダを簡単かつ効率的に掃除することが可能です。
4.ベランダ掃除時の注意点
4-1.鳥の巣に対する対応
鳥の巣を発見した場合、自己判断での撤去は避け、専門の駆除業者に相談することをお薦めします。
4-2.周囲への配慮
晴天の日に行うベランダの掃除は、乾燥した空気と共にホコリが舞い上がりやすくなります。
そのため、掃除を始める前に隣接する住戸のベランダに洗濯物が干されていないかを確認し、近隣住民への配慮を忘れないようにしましょう。
ホコリや水滴が近隣の洗濯物に影響を与えることがないよう、適切なタイミングで掃除をすることが重要です。
5.ベランダ掃除の最適な頻度と掃除日選び
5-1.ベランダの定期的な掃除頻度
ベランダの掃除は、月に2~3回の軽い掃除が理想的です。
定期的に掃除をすることで、大掛かりな掃除の必要性を減らし、掃除の手間を減らせます。
さらに、季節の変わり目など、年に一度はより徹底した大掃除をすることをお薦めします。
5-2.掃除に適した天候とは
ベランダの掃除を行う際には、天候にも注意を払いましょう。
晴天の日や風が強い日は、掃除中にホコリや砂が舞い上がりやすく、作業が進みにくい可能性があります。
そのため、湿度が比較的高く、ホコリが舞いにくい曇天の日や、小雨が降った後の時間帯を選ぶと効果的です。
湿度が高い時はホコリが地面に付きやすく、掃除がしやすくなります。
また、夕立の後などもホコリや花粉が洗い流されているため、掃除に適した条件と言えるでしょう。
まとめ
ベランダの掃除方法と注意点の紹介から、効率的で簡単な掃除のコツを紹介しました。
ベランダは定期的に掃除をすることで、大掛かりな掃除の必要性を減らし、掃除の手間を減らせます。
掃除を行う際には、天気や周囲の環境を考慮することが大切です。