この記事では、鏡をきれいに保つための掃除の方法や、特定の汚れに有効な掃除用品について紹介します。
鏡の掃除で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.汚れの種類に応じた鏡の掃除方法
鏡の汚れには水垢、皮脂汚れ、化粧品の跡、ホコリなどさまざまな種類があります。
それぞれの汚れに合わせた掃除アイテムと掃除方法をご紹介します。
1-1.水垢の掃除
必要なもの
クエン酸(代替品としてレモン汁や酢)
スプレーボトル
キッチンペーパー
ラップ
マイクロファイバークロス
掃除手順
鏡の水垢はアルカリ性に反応するため、クエン酸の酸性が有効です。
クエン酸がない場合はレモン汁や酢で代用可能です。
クエン酸を水100mlに対して小さじ1杯混ぜてスプレーボトルに入れ、鏡に吹きかけます。
より強力な効果が必要な場合は、クエン酸の濃度を高めます。
スプレーした鏡にキッチンペーパーを貼り付け、その上からラップを貼り付けて水垢とクエン酸を密接させます。
数時間後、ラップとキッチンペーパーを取り除き、柔らかいスポンジで軽くこすります。
最終的にマイクロファイバークロスで拭き上げて完了です。
特に、浴室に設置された鏡は水垢や石鹸カスにより汚れやすいため、週に1~2回の掃除を行いましょう。
1-2.皮脂や化粧品汚れの掃除
必要なもの
重曹またはセスキ炭酸ソーダ
湯で溶かした水溶液
乾いた布
マイクロファイバークロス
掃除手順
重曹またはセスキ炭酸ソーダをお湯で溶かし、スプレーボトルに入れます。
溶液を鏡に吹きかけ、数分間放置します。
その後、汚れを乾いた布で優しく拭き取ります。
最後にマイクロファイバークロスで乾拭きします。
1-3.ホコリの掃除
掃除アイテム
雑巾や古いタオル
掃除手順
雑巾やタオルを軽く湿らせ、絞ってから鏡のホコリを拭き取ります。
2.鏡を掃除する時の注意点
2-1. 鏡の傷の防止
誤った方法で掃除をすると鏡に傷がついてしまい、かえって見栄えが悪くなることがあります。
特にメラミンスポンジや歯磨き粉は、鏡の表面を傷つける恐れがあるため、使用を避けるべきです。
鏡を傷つけずに掃除するためには、柔らかい布や専用の掃除用品を使用することをお薦めします。
3.鏡をきれいに保つコツ
3-1. 水分の速やかな拭き取り
鏡に残った水分は、乾燥時にミネラルが結晶化し、水垢の原因になります。
特にお風呂場の鏡は、水分汚れがつきやすいため、使用後はタオルやワイパーで水滴を拭き取るか、浴室の乾燥機能を活用しましょう。
3-2. 曇り止めの利用
日々のお手入れが難しい場合や、汚れを最小限に抑えたい方は、曇り止めの使用をお勧めします。
曇り止めには、鏡をコーティングし水分や汚れの付着を防ぐ効果があります。
使用方法にはスプレータイプやリキッドタイプがありますので、使用環境に合わせて選びましょう。
3-3. 柔軟剤でホコリ対策
家の中でホコリが気になる鏡には、柔軟剤を水に数滴混ぜた溶液で拭くことをお薦めします。
柔軟剤の静電気防止成分がホコリの付着を減らします。
また、使用しない時に鏡を布で覆っておくと、さらにホコリを防げます。
3-4. お風呂使用後の換気と乾燥
お風呂場の鏡をきれいに保つには、お風呂使用後の換気や浴室乾燥機の使用が効果的です。
4.鏡の黒いシミへの対処法
鏡に発生する黒いシミは、鏡の長期間の使用と劣化が原因で生じる「シケ」と呼ばれる現象です。
これは、鏡の裏側に施されている銀メッキが水分などによって腐食し、その結果光を反射しなくなることにより発生します。
シケの予防
日頃から鏡についた水分はすぐに拭き取り、鏡の乾燥させましょう。
浴室など湿度の高い場所では特に、換気や乾燥が重要です。
シケが発生したら
鏡にシケが発生した場合、残念ながらそれを取り除くことは非常に難しく、ほとんどの場合、完全に元の状態に戻すことはできません。
まとめ
水分や皮脂、化粧品、そしてホコリが鏡の主な汚れの原因になります。
これらはクエン酸や重曹など手軽に入手できるアイテムを使用することで効果的に汚れを落とすことができます。
日頃から水分を拭き取る、ホコリを定期的に拭き取ることが鏡をきれいに保つポイントになります。