浴室の排水口をきれいに保つには?汚れの予防と掃除のコツを紹介!

浴室の排水口に発生するカビやぬめりは、適切な掃除をすることで、手間をかけずに落とすことができます。

この記事では、浴室の排水口に汚れる理由と、その汚れを落とし、予防する方法について紹介します。

1.浴室の排水口が汚れる理由

1-1髪の毛

排水口に最も多く溜まるのは髪の毛のです。

これが家族全員分となると、相当な量になります。

1-2皮脂

身体から洗い流される皮脂が排水口に溜まることもあります。

皮脂は、排水口のゴミ受けに溜まることで、ぬめりの原因となります。

特に、髪の毛が溜まっていると、これらの皮脂汚れがさらに溜まりやすくなります。

1-3カビの発生

浴室はその高い湿度と温度で、カビが発生しやすい環境です。

湿度が70%以上、温度が20~30℃の条件下では、カビが繁殖しやすくなります。

1-4石鹸カス

石鹸カスも排水口のぬめりの一因です。

石鹸の脂肪酸と水道水に含まれるミネラルが反応し、白く細かいカスを形成します。

これが排水口や浴槽、洗面器などのプラスチックの表面に付着します。

2.排水口のパーツの解説

浴室の排水口には、昔ながらの「排水トラップ」と現代的な「封水筒」という二種類のシステムがあります。

かつては排水トラップが一般的でしたが、今日では封水筒システムがより広く採用されています。

特に、ユニットバスには封水筒タイプの排水口が多く見られます。

各パーツの役割を理解することで、より効果的に排水口の掃除を行うことができます。

2-1排水カバー

排水口の最上部にあるのが排水カバーです。

これは目皿や受け皿を覆う役割を果たし、表面がフラットになるように設計されています。

2-2ヘアキャッチャー(目皿)

ヘアキャッチャーや目皿は、排水口の直下にある重要なパーツです。

この部分は、浴室で発生する髪の毛やその他のゴミが直接排水管に流れ込まないようにしています。

排水トラップタイプの場合、平らな網目状の目皿の下にさらにゴミを受ける皿が設置されています。

一方、封水筒タイプでは、ヘアキャッチャーはお椀型をしており、形状が異なります。

2-3受け皿

排水トラップタイプにのみ見られる受け皿は、目皿だけでは捕捉しきれない細かいゴミを受け止めるためのものです。

2-4排水トラップ

古いタイプの排水システムに見られる排水トラップは、排水管に最も近い部分に設置されています。

このパーツはコップを逆さまにしたような形状をしており、水を溜めることで排水管からの臭いが室内に漏れるのを防ぎます。

3.浴室の排水口の掃除方法

浴室の排水口を掃除する際には、スポンジ、歯ブラシ、そして適切な浴室用洗剤が必要です。

排水口に溜まる髪の毛、石鹸カス、水垢、カビなどの汚れは種類によって異なる特性を持つため、効果的に落とすためには汚れの種類に応じた洗剤を選ぶことが重要です。

3-1中性洗剤の使用

日頃の掃除には、浴室用として販売されている中性洗剤がおすすめです。

中性洗剤は浴室の壁や床だけでなく、排水口の掃除にも適しています。

まず、ヘアキャッチャーのゴミを取り除き、その後、浴室の壁や床と同じように、中性洗剤をスポンジやブラシに取り、排水口を洗います。

3-2パイプクリーナーの効果的な使用法

排水口の詰まりや臭いが気になる時は、パイプクリーナーの使用が効果的です。

取扱説明書に従い、適量を排水管に流し込み、15分から30分程度放置した後、大量の水で洗い流すことで、臭いや詰まりを解消できます。

3-3塩素系漂白剤を使った掃除方法

塩素系漂白剤には泡タイプと液体タイプの二種類があり、いずれも排水口の掃除に直接使用することができます。

泡タイプは排水カバーやヘアキャッチャーに直接スプレーし、約20分間放置した後、水で洗い流すだけで簡単に掃除できます。

液体タイプの場合は、お湯と漂白剤をバケツやビニール袋に入れて混ぜ、排水口のパーツを約30分間つけ置きします。

その後、水でしっかりと洗い流します。

3-4重曹とクエン酸の活用

重曹とクエン酸の組み合わせが効果的な掃除方法としてお薦めです。

それぞれ単独で使用することもできますが、併用することで発生する泡が排水口の汚れを効率よく落とします。

作り方は、100mlの水にクエン酸を小さじ半分混ぜたクエン酸水を用意します。

排水口に重曹を約100g振りかけた後、上からクエン酸水をゆっくりと注ぎ、発泡させて約30分間放置します。

この過程で汚れが浮き上がり、最後に水で流すことできれいになります。

4.浴室の排水口の掃除頻度と予防策

お風呂の排水口は汚れやすく、定期的な掃除が必要です。

ヘアキャッチャーに溜まった髪の毛やごみは毎日とることで、ヌメリを予防できます。

月に2~3回はパイプクリーナーや漂白剤を使用して徹底的に掃除することをお勧めします。

汚れの予防と日々の掃除を簡単にするためのコツを紹介します。

4-1アルミホイルを使用する

ヘアキャッチャーに直径3cm程度に丸めたアルミホイルを入れることで、アルミホイルから発生する金属イオンが雑菌の繁殖を抑制し、ヌメリを防ぎます。

4-2排水口カバーの活用

排水口カバーを使用することも効果的です。

これは目皿やヘアキャッチャーだけでは取り切れない細かい汚れをキャッチし、カバーを取り外してゴミを捨てるだけの簡単な作業で掃除できます。

100円ショップなどで手に入るコストパフォーマンスの高い商品もあり、手軽に導入できます。

まとめ

毎日の簡単なゴミの掃除から、月に数回は専用のクリーナーや漂白剤を使用して掃除にすることが理想的です。

ヘアキャッチャーにアルミホイルを入れるなどの予防策や、排水口カバーを使用することで、日常の掃除の負担を減らすことができます。